Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルド(ロッドビルディング)や釣り、レザークラフト、食べ歩きや旅行、クラシック音楽や本、美術館巡りと、日々のあれこれを雑多に綴ります。※2025年4月にgooブログから引っ越してきました。記事への直接のリンクが切れている場合は、お手数ですが「検索」欄にキーワードを入力して検索いただくか、その記事にコメントを入れていただければ、確認してリンクを貼り直します。(目下、ロッドビルドや飾り巻き関係の過去記事から優先的に、少しずつ修正中です💦)

A Friend of LAPHROAIG (ラフロイグ 友の会)



ここに1枚の権利書があります。

Lifetime Lease on a square foot of ISLAY

This is to certify that Mr. XXXXXX(私の名前) is a Friend of LAPHROAIG and, accordingly, has become the lifetime leaseholder of an unregistered plot recorded at LAPHROAIG DISTILLERY.

Islay(アイラ)というのはスコットランド西部にある島の名前で、そこにある個性的なウィスキー(スコッチ)の蒸留所のひとつがLaphroaigラフロイグ)です。ひと括りにスコッチと言っても、このラフロイグシングルモルトと呼ばれる、単一の蒸留所で大麦麦芽モルト)だけを使って作られたウィスキーです。洋酒を嗜む方であればどこかで名前を聞かれたことがあるかと思います。

それでこの権利書ですが、今はどうだか知らないのですが、以前自宅用にボトルを買った時に申込用紙が付いていて、そのバーコードか番号をネットから入力して申し込んだのだと思います。ほどなく国際郵便でこのA4版の権利書が送られてきました。

上に抜書きしたのがその冒頭ですが、ラフロイグ蒸留所のあるアイラ島の一画、1平方フィートの土地を生涯にわたって賃借する権利とあります。そしてその権利書の一番最後に、自分の区画(プロット)の登録番号が記されています。



130748というのが私の番号です。権利書の中ほどにはその権利に伴う特典の詳細が書いてあって、全部を原文でご紹介出来ないのが残念ですが、要点はこんな感じです。

○我々(ラフロイグ蒸留所)は、リース料として1年につき1杯のラフロイグを進呈する。但し、あなた(私)がラフロイグ蒸留所を訪れた時に。

○あなたがラフロイグ蒸留所に来られたら、あなたの区画を示す地図をお渡しする。同時に、そこを訪れるのに必要な用具一式をお貸しする。例えば、
 ・アイラ島の荒天や野生の動物から身を守る衣服、
 ・あなたの区画の境界を計測するメジャー、
 ・サイズ12の膝上まである長靴、
 ・低空を飛ぶガチョウから身を守るヘッドギア(帽子?ヘルメット?)、
 ・スコットランド特有の霧に濡れないための防水のコート、
 ・海に吹き飛ばされないための命綱、
 ・好奇心旺盛なイタチからズボンの裾を守るための毛玉、
 ・人なつっこいカワウソに期せずして関心を寄せられた結果
  濡れてしまった体を拭くためのタオル

こんなことを大真面目に権利書にするところが楽しいのですが、ウィットとユーモアが効いていて、読むたびにふっと笑みが浮かんできます。

今日ふと思いついて久しぶりにラフロイグのサイトを覗いてみたのですが、このサイトの中のページで登録内容を入力すると、自分の区画の周りをどんな人がリースしているか分かるようになっています。(こちらが画面のキャプチャーです。)上下左右いくつか見てみましたが、日本人はあまり居ないようですねぇ・・・。

という訳で、私が登録したのがちょうど2000年。計算ではいま現在、ラフロイグ蒸留所に8杯の貸しがある訳です。これが何杯になる時かは分かりませんが、死ぬまでに一度はこの地を訪れて、自分の区画を確認してみたいと思っています。いつになるかは分かりませんが、楽しい夢の一つですね