
ダフネ・デュ・モーリアの The Birds(1963年)読了(邦題『鳥』)。
海沿いの農場で働くナットは、ある日の夜、窓をコツコツ叩く音で目が覚める。起きて見るとそれは鳥で、それも一羽や二羽ではなく、種類や大きさもまちまち、ともかく鳥が大挙してナットの家に入ろうとしていた。
廊下を隔てた子供部屋にはどうやら既に鳥が侵入したらしく、子供たちの悲鳴が聞こえる。何とか子供たちを部屋から出し、次々と襲い来る鳥と格闘するナット。やがて静かになったと思ったら、部屋には鳥の死骸が山と残っていた。
翌朝、ナットは農場主のジムとその奥さんに昨晩の出来事を話すのだが、全く相手にされない。相変わらず鳥たちは不穏な雰囲気で、ふと海を見ると波間にカモメが雲霞の如く浮いている。きっと次もあると踏んだナットの予想通り、学校に行った子供を迎えに行き、家に戻った直後、またしても鳥たちがナットの家を襲う。
どうやら何らかのサイクルがあると確信したナットは、襲撃が一段落した頃を見計らって、一人家を出てジムの家に向かう。次の襲撃に備えて物資を融通してもらおうと思ったからだが、ナットがそこで見たのは、鳥に襲われたジムとその奥さんの死体だった・・・
ヒッチコックの映画を先に知っていたので、原作がこんなにシンプルな設定だと知り驚いた。逆に、だからこそ事の異常さが際立ち、それが余計に怖気を奮う。こわ・・・
Daphne du Maurier,
The Birds: and Other Stories
(Kindle)