Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルド(ロッドビルディング)や釣り、レザークラフト、食べ歩きや旅行、クラシック音楽や本、美術館巡りと、日々のあれこれを雑多に綴ります。※2025年4月にgooブログから引っ越してきました。記事への直接のリンクが切れている場合は、お手数ですが「検索」欄にキーワードを入力して検索いただくか、その記事にコメントを入れていただければ、確認してリンクを貼り直します。(目下、ロッドビルドや飾り巻き関係の過去記事から優先的に、少しずつ修正中です💦)

ドナ・タート/The Goldfinch



Donna Tartt の The Goldfinch 読了。

3年前にマウリッツハイスの収蔵品が上野に来た時、行列の後ろからチラ見したフェルメールよりも、間近に見た小さなこの絵の方が印象に残っている。

850頁を超える長編だが、プロットや伏線の張り方が巧妙なので、飽きることなく読み進むことができる。単なるミステリ―という枠にとどまらない、とっても人間臭い小説。特に800頁を超えた辺りから、著者が本当に語りたかったことが一気に見えてくる。

書き抜きたい箇所がいくつもあるが、1箇所だけ。

We can't make ourselves want what's good for us or what's good for other people. We don't get to choose the people we are.... It's not about outward appearances but inward significance. A grandeur in the world, but not of the world, a grandeur that the world doesn't understand.

何だか久しぶりにディケンズが読みたくなってきた。

因みに、河出書房から邦訳が出ると聞いて久しいが、邦題の『黄金の足枷』(仮称)はちと意味不明。

Donna Tartt,
The Goldfinch
(Abacus)