
Donna Tartt の The Goldfinch 読了。
3年前にマウリッツハイスの収蔵品が上野に来た時、行列の後ろからチラ見したフェルメールよりも、間近に見た小さなこの絵の方が印象に残っている。
850頁を超える長編だが、プロットや伏線の張り方が巧妙なので、飽きることなく読み進むことができる。単なるミステリ―という枠にとどまらない、とっても人間臭い小説。特に800頁を超えた辺りから、著者が本当に語りたかったことが一気に見えてくる。
書き抜きたい箇所がいくつもあるが、1箇所だけ。
We can't make ourselves want what's good for us or what's good for other people. We don't get to choose the people we are.... It's not about outward appearances but inward significance. A grandeur in the world, but not of the world, a grandeur that the world doesn't understand.
何だか久しぶりにディケンズが読みたくなってきた。
因みに、河出書房から邦訳が出ると聞いて久しいが、邦題の『黄金の足枷』(仮称)はちと意味不明。
Donna Tartt,
The Goldfinch
(Abacus)