Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルド(ロッドビルディング)や釣り、レザークラフト、食べ歩きや旅行、クラシック音楽や本、美術館巡りと、日々のあれこれを雑多に綴ります。※2025年4月にgooブログから引っ越してきました。記事への直接のリンクが切れている場合は、お手数ですが「検索」欄にキーワードを入力して検索いただくか、その記事にコメントを入れていただければ、確認してリンクを貼り直します。(目下、ロッドビルドや飾り巻き関係の過去記事から優先的に、少しずつ修正中です💦)

カフェ・ツィマーマンのバッハ/協奏曲集(その2)



先日ご紹介した古楽器アンサンブル、カフェ・ツィマーマンの続編(「さまざまな楽器による協奏曲集 第1集から第3集)のCDが届き、ここのところずっと聴いています。(正確には続編ではなく、私が入手した順序が逆なだけですが。)

結論から言えば、このCDは当たりです。どれを買ってもハズレはありません。共通しているのは、古楽器による演奏にありがちな、どちらかと言うと線の細い印象ではなく、一言で言えば非常にvividな、生き生きとした演奏。録音技術にもよるのでしょう、各パート1人ずつという編成を感じさせない、いやそれ故にでしょうか、個々のパートが際立ってくっきり聞こえてきて、なおかつ全体として非常に立体的な演奏に仕上がっています。(但し、私が聴いた限りでは、先にご紹介した最新の第4集のCDが相対的に一番「近くで」音が聞こえます。)

もしこれまでバッハの協奏曲を聴いたことがない方がいらっしゃったら、この4枚のCDのうちのどれかを手に取って聴いてみて下さい。そこには音楽をする喜び、一人ではなく他のパートと一緒に音楽を作る喜びに満ちています。

もしこれまでバロック音楽を聴いたことがない方がいらっしゃったら、またもしバロック音楽が退屈だとお感じになっている方がいらっしゃったら、このCDを聴いてみてください。そこには非常にドラマチックで躍動感に溢れた音楽、手に汗握る丁丁発止のやり取りが溢れています。

もしこれまで古楽器による演奏を聴いたことがない方がいらっしゃったら、このCDのどれか1枚を聴いてみて下さい。現代楽器の金属的な響きとは全く異なる、柔らかで暖かい、包み込まれるような音楽に引き込まれるはずです。

この4枚のCD、それぞれに聴きどころがありますが、先日書いたブランデンブルク協奏曲第2番(第4集)のトランペット、第5番(第1集)のチェンバロ、第4番の2本のリコーダー(第3集)、そして2つのヴァイオリンのための協奏曲(第2集)といった有名どころの他に、オーボエ・ダモーレが独奏している協奏曲(原曲はチェンバロなど他の楽器のための協奏曲)も聴きごたえ十分です。通常のオーボエよりも少し低い音域の、柔らかでくぐもった音色が、何とも言えない哀愁を漂わせています。

これは本当に良いCDにめぐり合いました。古楽器の演奏でここまで感動したのは、(もう何年も前になりますが)イル・ジャルディーノ・アルモニコの演奏するブランデンブルク協奏曲を聴いて以来です。自信を持ってお薦めします